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「大阪めっき・アルマイトナビ」は、大阪および近郊の加工業者様のために
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今回は、真鍮などの銅合金にスズめっきを施す際、「拡散浸透」という現象が起こり、製品に不具合が生じることがあります。
本記事では、この「拡散浸透」の原因とその対策について、めっきのプロフェッショナルが解説いたします。
スズめっき
スズめっきとは、金属のスズ(Sn)を金属部品にめっきする表面処理技術です。主に、はんだ付け性や導電性に優れており、電子部品、端子、ブスバーなどの防錆処理に多く採用されています。
スズめっきについて、詳しくはこちらの記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
スズめっきで起こりうる「拡散浸透」とは?
真鍮にスズめっきを施す際に起こる「拡散浸透」
真鍮にスズめっきを施す際、「拡散浸透」という現象が起こる場合があります。「拡散浸透」とは、真鍮を構成する銅や亜鉛の原子が、時間と共にスズめっき被膜の中へ移動(拡散)する現象であり、製品の信頼性に大きく影響する問題を引き起こす可能性があります。
「拡散浸透」の原理
真鍮は銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金です。スズ(Sn)は、銅や亜鉛と常温でも徐々に反応して、金属間化合物(特定の原子比で結びついた化合物)を形成しやすい性質を持っています。
めっき後、真鍮とスズの境界面で、銅や亜鉛の原子が熱エネルギーを利用して活発に運動し、スズめっき層へ向かって移動し始めます。特に、亜鉛は銅よりも拡散速度が速いことが知られています。そして、拡散した銅や亜鉛は、スズと反応してCu-Sn合金やZn-Sn合金といった金属間化合物を形成します。この合金層は、めっき皮膜と素地(真鍮)の間に徐々に成長していきます。。
「拡散浸透」による問題
めっき後、真鍮とスズの境界面で、銅や亜鉛の原子が熱エネルギーを利用して活発に運動し、スズめっき層へ向かって移動し始めます。特に、亜鉛は銅よりも拡散速度が速いことが知られています。そして、拡散した銅や亜鉛は、スズと反応してCu-Sn合金やZn-Sn合金といった金属間化合物を形成します。この合金層は、めっき皮膜と素地(真鍮)の間に徐々に成長していきます。。
当社のスズめっき
当サイトを運営する株式会社旭鍍金工業所(大阪・八尾)は、大阪府八尾市でスズめっきをはじめ、アルマイト、無電解ニッケルめっき、亜鉛めっきなどの各種表面処理を、大阪府内最速レベルの短納期で対応しております。

①光沢・半光沢・無光沢いずれのスズめっきも対応可能!
当社は、光沢・半光沢・無光沢いずれのスズめっきにも対応可能です。また、真鍮材料へのスズめっきで懸念される拡散浸透や経年変色への対策にも気を使っております。
②見積・納期を24時間以内回答!大阪府内最速納期の自信あり!
長年にわたり多数の大手企業様にご支持いただいている理由は、当社の対応スピードにあります。お問い合わせいただきましたら、見積・納期を、原則、即日回答いたします。数量や稼働状況にもよりますが、現物を頂いて翌日にはお渡しすることも可能です。
③最大1,500mmサイズの試作・小ロットから、30万個/月の量産まで対応可能!
当社は、最大1,500mmの大物部品の試作・小ロット対応から、月30万個の量産まで対応可能です。
④スズコバルトめっき・スズ-ニッケル-銅合金めっきにも対応!
スズめっきの他に、スズコバルトめっきやスズ-ニッケル-銅合金めっき(淡黒色)も対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
スズめっきの事例

端子へのスズめっき
真鍮の端子部品に光沢スズめっきを施しました。
真鍮素材にスズめっきを施すと拡散浸透してしまう懸念があるため、スズめっきの前処理として銅めっきを行っています。
さらに、スズめっきは経年により変色しやすいため、後工程として変色防止処理を施しております。

純銅端子への光沢スズめっき
スズは柔らかい金属のため、めっき後の梱包・輸送時にキズがつかないよう気をつけています。梱包時に緩衝材を入れる、トラック積載時にはゴムシートを敷くなど細心の注意を払っています。
ネジ部にも膜厚が均一につくように注意しております。乾燥後は、シミ・変色が起きないよう、現場と離れた倉庫に保管しております。

